月日が経てば経つほど億劫になってしまいますが(汗)頑張って書くことにします。
子供用車輌(Playroom)のレポートです。 きっかけは、フィンランド政府観光局発行の雑誌「TORi」創刊号の小さな記事でした。 -フィンランド鉄道(VR)には、子供の遊び場を設けた車輌がある- カラフルな Playroom の写真に目が釘付け。 せっかく子連れで行くのだから、乗ってみない手はナイ! iittala の工場に行く計画があったので、Playroom 付の列車で行けるか フィンランド鉄道のウェブサイトで調べてみましたが、本数はとても少なくて ヘルシンキ-ロバニエミ間などの長距離特急だけで、1日1往復程度しかないようです。 最終的には iittala 行きは取りやめになったのですが、 Hämeenlinna に Nanso のファクトリーショップがあるので行ってみよう! と 日帰り旅行が決定。Playroom 付は行きだけですが、日程が組めました。 乗車日は2005年10月15日(土)。 【行き】 Express train 51, Playroom-car (大人2名で29.20EUR) 10:04 ヘルシンキ発 11:14 ハメンリンナ着 【帰り】 InterCity2 train 52, 2nd class (大人2名で33.40EUR) 15:50 ハメンリンナ発 16:56 ヘルシンキ着 頑張れば VR online shop でも切符は購入できたようですが ちゃんと予約できるのか、切符は受け取れるのか、そもそも海外から購入できるのかも さっぱり分からず不安だったので、現地の窓口で買うことにしました。 希望日・列車名・時刻・出発地・到着地・人数・喫煙の有無・Playroom 希望 など 英語で詳しすぎるくらいに書いたメモを窓口に渡したら、すんなり買えちゃいました。 まずは、こんな楽しい外観がお出迎え(左)。乗る前からワクワクしちゃいそうです。写真はビデオ画像から取り出したので不鮮明でスミマセン… 子供用車輌のマークもとてもキュート(右)。 この車輌には「アレルギー対応室」という個室もありました。詳細は不明ですが、ハウスダストやホルムアルデヒドに弱い人向けに、原因物質を極力シャットアウトする構造になっているのかな?? などと勝手に想像してみました。調べてみても分からず、どういう目的なのか興味があります。 いざ車輌へ。 1両の半分程度が遊び場になっていて、残りがコンパートメントです。もちろん息子が大人しく座っている訳もなく、すべり台に夢中になったり、おもちゃで遊んだり。フィンランドの子供達とも仲良く遊べると良かったのですが、アジア人の風貌にびっくりしたのか、近づいてきてくれなかったのが残念です… でもあっという間の1時間に大満足で列車を降りたのでした。 帰りは普通の車輌だと思い込んでいたのですが、乗ってみたら嬉しいことに小さな遊び場がありました! 長距離の特急だとこのようなスペースがあるのかもしれません。息子は汽車ぽっぽに大興奮で嬉しそうに座っていました。この写真では見えませんが、階段の横は小さなすべり台になっているし(かなり急ですが)、手前側には本棚があってフィンランド語の絵本がたくさん置いてありました。 この旅では「どうぞ子連れで楽しくフィンランドを旅行してくださいね!」とでも言われているかのように感じました。ベビーカーで歩き回っても、駅などでエレベーターが見つからず途方に暮れた、なんてことは皆無だし、至れり尽くせりの子供用車輌はあるし。日本では大きなターミナル駅でさえエレベーターが整備されていない所もあります。地元の駅なんて絶望的。国として、社会として、子供を大事に思ってくれているかどうかが現れている気がしました。
by mustikka
| 2006-01-27 06:51
| 子連れヘルシンキ
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